構造動作トレーニングの基本姿勢。
息を吸うときは
1.横隔膜が下にさがります
2.肋骨の筋肉がちぢんで肋骨が上に持ち上げられます。
3.肋骨が持ち上げられると胸郭が広がります。
4.胸郭が広がると肺の中の空気の圧力が大気の圧力より低くなります。
5.それによって気圧の高い外から、低い肺の中へ空気が入ってきます。
息を吐く時は
1.肋骨の筋肉が伸びます。
2.横隔膜があがります。
3.肋骨、胸骨が下がり胸郭がせまくなり肺の中がせまくなります。
4.肺の中の気圧が高くなり、気圧の低い外へと、肺の空気がでていきます。
この呼吸の原理原則は、肺の中の気圧と、大気の気圧の差によって、呼吸が行われ意識的でも無意識的でも変わることはありません。
浅層呼吸は内部感覚にの実感を伴わない呼吸、深層呼吸は内部感覚の実感を伴う呼吸、つまり、深層呼吸とは深部感覚を備えた呼吸ということです。
一般には、胸式呼吸と腹式呼吸という分類がされます。構造動作トレーニングで骨格位置が整ってくると胸式呼吸から腹式呼吸に変化し、さらには浅層呼吸から深層呼吸へ、呼吸はどんどん深さを増していくようです。これは深部感覚が養われ、本来の呼吸機能が目覚めた状態なのかもしれません。
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