長趾屈筋、長母趾屈筋、後脛骨筋

長趾屈筋、長母趾屈筋、後脛骨筋

下腿後面のふくらはぎの深層には長趾屈筋、長母趾屈筋、後脛骨筋という足の指を曲げる、足関節を底屈する深層筋があります。これらの筋肉は足の機能を生かすのに重要な役割をはたしています。例えば、足の指の関節を曲げてゲンコツのように握りこむ。もし、足の指の関節を完全に曲げれない状態だとしたら下腿後面の筋肉は100パーセントの内、半分が機能してないと考えられます。特に下腿の筋肉の役割は運動面だけでなく健康面にも深く関わっています。心臓から出た血液は動脈を通って末端へ流れます。末端からは、筋肉の収縮する力(筋ポンプ)で静脈をとおって心臓へ戻りますので、下腿の筋肉が十分機能していないという状態は循環器系を十分に機能させていないという状態です。激しい運動をするアスリートだけでなく一般の人にとっても健康面への不安材料にになりますので十分な回復が必要です。

下腿三頭筋

強大な筋で、2頭(内側頭、外側頭)からなる浅在の腓腹筋および深在のひらめ筋からできている。

深部感覚

腓腹筋
〔起始・経過〕内側頭は大腿骨の内側上顆、外側頭は外側上顆から起こり、前者は内側下方へ斜めに下り、ともに合して幅の広い腱となる
〔付着〕ひらめ筋腱と融合して踵骨腱(アキレス腱)となり踵骨隆起につく
〔作用〕足を底側方に屈し、踵をあげ、膝関節をまげる、足を固定するときは、下腿及び大腿を後方へひく
〔神経支配〕脛骨神経

 

引用日本人体解剖学第一巻医学博士金子丑之助著

ひらめ筋
〔起始・経過〕脛骨後面のひらめ筋線、脛骨の内側縁、腓骨頭、および腓骨と脛骨との間に張るひらめ筋腱弓から起こる
〔付着〕強大な広い終腱は、腓腹筋の腱とともに踵骨腱(アキレス腱)につく
〔作用〕足を底側方に屈し、踵をあげ、足を固定するときは下腿を後方へひく
〔神経支配〕脛骨神経

 

引用日本人体解剖学第一巻医学博士金子丑之助著

長趾屈筋と長母趾屈筋

深部感覚

長趾屈筋
ひらめ筋のすぐ下方にあって、長母趾屈筋の内側にある
〔起始・経過〕脛骨の後面、下腿骨間膜から起こり、長母趾屈筋の内側を下方に進んで腱となり、腱は内果の後方で屈筋支帯および載距突起の下をくぐって足底に出る
〔付着〕第2〜第5趾にいたり、各腱は短趾屈筋の腱裂孔を貫いて第2〜第5趾末節骨の底につく
〔作用〕第2〜第5の末節を屈し、足を底側方にまげる
〔神経支配〕脛骨神経

 

引用日本人体解剖学第一巻医学博士金子丑之助著

長母趾屈筋
〔起始・経過〕腓骨の後面(下方 2/3)、下腿骨間膜後面の下部から起こり、長趾屈筋の外側に沿って下り、その腱は距骨の後突起の溝を通り、踵骨の載距突起の下を通り足底に出て前方に進む
〔付着〕母趾の末節骨の底につく
〔作用〕母趾を底側方にひく
〔神経支配〕脛骨神経

 

引用日本人体解剖学第一巻医学博士金子丑之助著

後脛骨筋

深部感覚

後脛骨筋
下腿骨間膜の後面にみられる羽状筋
〔起始・経過〕脛骨の後面、腓骨の内側面、下腿骨間膜の後面から起こり、上部では羽状筋、下部では半羽状筋の形をなす、強い腱は筋の内側から起こり内果の後方に進み、次いで下方に転じ、足の屈筋支帯の下を通って前方にまがり、踵骨の載距突起と舟状骨粗面との間を走って足底に現れる
〔付着〕舟状骨粗面、第1〜第3楔状骨、立方骨、第2〜第4中足骨の底側面
〔作用〕足を底側方に屈し、かつ回外する
〔神経支配〕脛骨神経

 

引用日本人体解剖学第一巻医学博士金子丑之助著

載距突起と舟状骨粗面

深部感覚

足関節底屈

深部感覚

 

 

 

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