構造動作トレーニングの基本姿勢。
脊柱の矢状面ではは頚椎前彎、胸椎後彎、腰椎前彎、仙・尾椎後彎の4つの生理的湾曲が見られます。脊柱は頸椎・胸椎・腰椎・仙骨・尾骨から成り、この天辺に頭蓋骨が乗ります。頭蓋骨と脊柱は、その中に脳と脊髄(中枢神経系)に収め保護しています。脊柱は、脊髄の保護、カラダを支える、体幹を動かす役割があります。
ヒトのカラダには中枢神経(脳脊髄)といってヒトが動くための司令塔のようなシステムがあります。ここから手足へ末梢神経(体性神経、自律神経)がつながっています。このシステムが問題なく作動するには、頭蓋骨と脊柱のポジションが重要です。
<神経系の構成>
中枢神経系
末梢神経系
構造動作トレーニングは、中枢神経を潰さない、重力に潰されない、重力を無理なく受ける骨格ポジションを築く訓練です。いわゆる猫背は姿勢を崩した重力に潰される骨格ポジションということになります。重力によって潰されるのは中枢神経、脊柱、内臓などです。中枢神経をフリーにすることが大切です。
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