足関節背屈と前脛骨筋|前脛骨筋トレーニング
土台の足と脛をつなぐ足関節の可動は重心移動のカギを握ります。足関節の背屈方向への運動が滑らかであれば、そのぶん重心移動をスムーズにおこなうことができるのです。
前脛骨筋
足関節を背屈する筋肉は前脛骨筋といいます。足関節の背屈運動で、可動範囲が狭い、動きが硬いなどあれば、前脛骨筋をしっかり収縮できていないと考えられます。前脛骨筋は脛骨前縁にに沿って走行している筋肉です。前脛骨筋をトレーニングするとき、その外側を走行する長趾伸筋や長母指伸筋と間違えやすいので注意が必要です。
前脛骨筋
脛骨の外側面にある三稜形の筋
〔起始・経過〕脛骨上方1/2の外側面、下腿骨間膜上方2/3の前面および下腿筋膜から起こり、下方に向かう
〔付着〕平たい腱となって下腿の前面下端で下伸筋支帯の下の内側部を通って、第1楔状骨および第1中足骨底の足底面につく
〔作用〕足の内側縁を挙げ、かつ足を側方に屈する、足を固定すると、下腿を前方に傾ける
〔神経支配〕深腓骨神経
引用日本人体解剖学第一巻医学博士金子丑之助著
足関節背屈
足関節背屈は足の爪先を脛に近づける運動です。足が固定されているときは足のつま先に脛が近づく運動です。
クラシックバレエの足関節背屈
クラシックバレエの背屈は股関節外旋+足関節背屈です。
前脛骨筋トレーニング
- 母趾球と膝のブレーキを解除する。
- 重心を前方へ移動する。
- 足関節が滑らかに可動すればOK。
- 前脛骨筋が収縮する
*長趾伸筋や長母趾伸筋に筋肉痛が現われる場合は、トレーニングが適切でありません。
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