一般に肩関節とは上腕肩甲関節のイメージ。
肩を構成する関節には上腕肩甲関節、肩鎖関節、胸鎖関節、肋椎関節がある。
▲Shoulder Pain Edition2 Rene Cailliet 著/荻島秀男 訳
上肢と体幹を接続する胸鎖関節は鎖骨がクランク状に可動する。
鎖骨へ作用する筋は胸鎖乳突筋、僧帽筋、三角筋、鎖骨下筋、大胸筋。
▲Shoulder Pain Edition2 Rene Cailliet 著/荻島秀男 訳
前鋸筋は肩甲骨に付着し胸郭の側面を大きく覆っている。
動作において肩甲骨を安定するのに重要な筋肉。
▲骨格筋の形と触察法(大峰閣) 著:河上敬介、磯貝薫
肩甲骨は小菱形筋と大菱形筋、菱形筋の上に膝蓋骨のように乗っている。
▲骨格筋の形と触察法(大峰閣) 著:河上敬介、磯貝薫
小胸筋は大胸筋の深層筋。
この筋の下を腕神経叢、腋窩静脈が走行する。
肩周辺の臨床症状に重要なポイント。
▲骨格筋の形と触察法(大峰閣) 著:河上敬介、磯貝薫
三角筋は肩甲上腕関節を覆うボリュームのある筋肉。
前部線維、中部線維、後部線維、それぞれを偏りなく作用させるポジションが重要。
▲骨格筋の形と触察法(大峰閣) 著:河上敬介、磯貝薫
上肢と下肢の支持性を高めて体幹の保持を安定させる。
上腕と胸郭の位置を整えるには、深部感覚トレーニングの深呼吸、広背筋の活性化がよいでしょう。さらに、上肢と体幹の捻じれをとって肩周りを円滑にするのに四つん這いのポーズなど、「深部感覚」から身体がよみがえる!(晶文社)を参考にしてください。
▲骨格筋の形と触察法(大峰閣) 著:河上敬介、磯貝薫
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