「骨盤おこし」でひざ痛を改善
Sさん(57才女性)
2年前に左ひざが痛くなり、整形外科で変形性膝(しつ)関節症と診断されました。治療後、リハビリ(機能回復訓練)も積極的に行いましたが、最終的には以前より歩きづらくなってしまいました。
「横断歩道を青信号のうちに渡れなかったことがあり、さすがにまずいと思い、ひざ痛の改善に有効な「骨盤おこし」の指導教室をやっているというので参加してみることにしました
「骨盤おこし」教室では筋肉に偏よらず、膝に負担をかけない正しい重心の取り方を学それを生活の中で実践することを目的にしているといわれました。また、中村先生から姿勢のチェックを受け、ネコ背であると指摘されて大変驚きました。「若いころから姿勢がいいといわれていたので、まさか自分がネコ背だとは思いませんでした。
私は骨盤が後ろに傾いた状態にあるとのこと。まずは、後ろに傾いた骨盤をもとに戻すことが肝心だと指導をうけ、体の重心の取り方をくわしく教わり、骨の上に体重を乗せることの重要性を理解しました。特に、イスの座り方しだいで骨盤の傾きが大きく変わるというので、骨盤おこしの指導を受け、日々の生活の中で実践しました。
スタスタ歩けるまでに
ひざ痛が改善!
「骨盤おこし」をやるさいは、足裏全体で体を支え、お尻(しり)からおなかに重心を移動することを心がけました。すると、体から余計な力が抜けて、深いリラックスができたのです。指導教室では、悪い姿勢が筋肉に過度な負担をかけると教わりましたが、それは本当だと実感しました」
骨盤おこしを始めて3カ月後には、鶴見さんの左右の足裏の親指にあったタコが消失。これは、足裏全体で体を支えてきた成果といえます。そして半年後には、後ろに傾いた骨盤がもとに戻り、左ひざの痛みが改善し、スタスタ歩けるようになったのです。
何より驚いたのは、下腹太りや手足のむくみが解消されて、肌までキレイになったことでした。
「骨盤おこしを始めてから、おなかがグッと引き締まりました。
また、手足のむくみが取れてほっそりし、姿勢のよさも相まって実年齢よりも若く見られるようになったのです。肌もシワが目立たなくなり、女性にとってはうれしいことばかりです」
左ひざの痛みが完治し、見た目も若返って活動的になり職場の同僚たちと、富士登山を楽しんだそうです。
わかさ出版「夢21」2014年12月号から
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